肛門科肛門の疾患に対して専門的な診断・治療を受けることができます

当クリニックは、大腸肛門病専門医として肛門疾患をできるだけ手術することなく治療します。症状によっては日帰り手術も可能です。

便秘の定義

慢性便秘症診療ガイドラインによれば『本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態』とされています。

便秘の分類

便秘は大きく分けて器質性便秘と機能性便秘に分類されます。

便秘の分類

器質性便秘

大腸の癒着、炎症、大腸がんやポリープなどによって腸の中が狭くなった場合に起こる便秘です。 速やかに検査を行い、原因に応じての治療が必要です。

機能性便秘

大腸通過遅延型

大腸の運動が弱くなり、便が排出できないような状態です。
排便時に腹圧をかけるのに必要な腹筋の低下、食事やストレス、薬剤(抗不安薬など)が原因です。
高齢者や女性に多くみられます。腸の運動(ぜん動)を良くするようなお薬で調節します。

大腸通過正常型

大腸の運動が正常にもかかわらず排便回数や便の量が減少する便秘。
食事摂取の低下や食物せんいが少ないなどが原因。

排便困難型

脊髄の病気による排便反射障害や、便意を我慢することを繰り返した事による刺激感受性の低下が原因です。排便があっても、すっきりしないなど、残便感が多くみられます。
お薬で改善しない場合は「バイオフィードバック」と言った特別な機能訓練が必要になります。

便秘の予防5ヶ条

1食物せんいを多くとりましょう

食物せんいを多くとりましょう

食物繊維は腸内で吸収されずに便の量を増すので効果的です。
スナック菓子などはほどほどにして果物をとりましょう。

2排便習慣をつくりましょう

排便習慣をつくりましょう

胃に食物が入ると反射的に腸も活動し便意が起きます。
朝食後トイレに行き便通があるように習慣をつくりましょう。

3朝早く冷たい牛乳または水を飲みましょう

朝早く冷たい牛乳または水を飲みましょう

便秘には適当量の水分が必要で、
特に冷たい水の刺激は腸の動きを活発にします。

4適度な運動をしましょう

適度な運動をしましょう

腹筋の力が弱いと便秘になります。
腹筋運動やスポーツは効果的ですが、一番よいのは毎日歩くことです。

5ストレスは早めに解消しましょう

ストレスは早めに解消しましょう

ストレスは腸に影響を与え緊張性の便秘を誘発します。
気分転換をして心と身体を癒しましょう。

便秘を予防する工夫

便秘予防のための食生活の工夫

規則正しく食事をしましょう

1.規則正しく食事をしましょう

朝、昼、晩と規則正しく食事をとることは、規則正しい排便につながります。特に朝食はしっかりとりましょう。

水分は十分にとりましょう

2.水分は十分にとりましょう

水分を十分とることで排便もスムーズになります。朝の冷たいお水も効果的です。

適度な刺激物をとりましょう

3.適度な刺激物をとりましょう

香辛料、ヨーグルトなどは腸に刺激を与え効果的です。適度ならアルコールもよいでしょう。

便秘予防のための食品の選び方

乳製品・・・チーズ、ヨーグルトなど
乳酸菌を含む食品は腸内フローラが善玉菌優位となり、
腸内の環境を整え、蠕動運動を助けます。

油脂類・・・バター、マヨネーズ、ごまなど
脂肪は腸内容物の潤滑油として通過を良くします。
また脂肪酸は腸を刺激して便通を促します。

くだもの・・・りんご、みかん、すいか、ジャムなど
完熟したくだものは、直接腸に刺激を与え便通を促します。

せんいを多く含む食品・・・野菜、豆類、シリアルなど
腸内に入った食物せんいは便の形をつくり、腸の動きを刺激して便通を促します。
不消化にならないように摂りすぎに注意しましょう。

海そう類・・・わかめ、ひじき、のり、こんぶなど
水溶性の食物せんいは水分保持力が強く効果的です。

香辛料・・・カレー、わさび、からしなど
腸の動きを刺激して便通を促します。

便秘を悪化させる食品

赤ワイン、ココア、しぶいお茶、干し柿
タンニンを含む食品は、腸の蠕動運動を抑制して便が硬くなります。

肉類にかたよった食事
大部分が吸収されるため、便の量が減少し大腸の動きが弱くなります。