便秘と痔の関連性

便秘は痔の一因であり、痔を予防する為には便秘にならない事が大切です。
今回はそんな便秘と痔の関連性について紹介します。

便秘から引き起こされる肛門の炎症

痔を悪化させる原因は「排便のコントロール異常」である便秘と下痢です。

特に便秘は、痔になる最大の原因です。
便は、アルカリ性の老廃物で皮膚に長く付着していると炎症を起こしてしまいます。
便秘になると、肛門の粘膜を硬い便が強く擦る事で傷つき、
その傷口から細菌が入って炎症を起こすようになります。

また、排便時間が長くなり、硬い便を出すために必要以上に
お腹に力を入れていきみます。その時の腹圧は脳の血管なら破れてしまうような高い圧で、
肛門の周囲の血管の負担となり、痔を誘発するようになります。

また、下痢も、炎症を起こしやすくなります。

理想的な便とは

便秘や下痢で悩んでいる人は、「排便があったか、ないか」ということを気にして、
自分の便がどのような状態なのか、あまり関心がないことが多いようです。

しかし、便の状態を観察することで、自分の健康状態を知ることができます。

便にはいろいろな病気のサインが出ていることがあります。

トイレは、病気を早期発見するための観測地といえます。
水で流す前に、便の状態を観察する習慣を身につけましょう。

①色は濃すぎず薄すぎない
②においが少ない
③太くてやわらかい、有形軟便。

上記のような便であれば健康な便と言えます。

便意を感じたら我慢しない

便意を感じたら、我慢しないで排便することが、痔にならない健康法です。
便意は、S状結腸の便が直腸に押し出され、その刺激で直腸がふくらむことで感じます。
直腸がふくらんだという情報が、脊髄を通じて末梢神経の反射で
普段は肛門を締めている筋肉の1つである内肛門括約筋がゆるみます。
これを中枢神経で便意と感じ、トイレに行きます。

しかし、便意を感じたのに我慢してしまうと、末梢神経から脊髄を通じて脳の中枢神経に
「早く便を出すように」という催促がいきます。さらにこれらの催促を無視してしまうと、
中枢神経に届く前に脊髄で催促が遮断されてしまい便意が消えてしまうのです。
このように、直腸に便がたまっているにもかかわらず、便意を感じなくなった便秘を
「直腸性便秘」といい、日本人に多い便秘だといわれています。

腸の中で長い間停滞している便は、水分をどんどん吸収されてしまうので、硬くなっていきます。
かたくなった便を無理に排出しようとすると、肛門を傷つけたり、炎症を起こして痔を引き起こします。

排便がおきる仕組み

まとめ

便秘はいきむ事で肛門付近の血管に負担を与え、硬い便が肛門を傷つけることで
炎症を引き起こす原因となります。日本人に多い「直腸性便秘」は
便意を我慢する事で引き起こされるので便意を感じたときに排便することが
痔を予防する為には大切です。

投稿日:2018/01/24